今年最後のふすま貼り

皆様こんにちはぁ♪

今日も寒いですね、年末年始は西日本は寒いとの予報。

鳥栖市も例外ではなく

今日は朝からいま現在も雪が降っています。

積もってはいませんが今夜はさらに大雪になるらしいです。

仕事場も勿論寒いです。

あまりに寒いので、店主のおかあさまが大丈夫かなと見に行きましたら

お布団でくるまっておられました。

ご自分は暖房つけてないのに

お店に暖房器具がないというと

この寒いのに暖房いれなさいと言われます。

母親というのは同じだなって思いました。

私の母もそうで、自分は電気代を節約して暖房入れないのに

私がいくと私のためにはつけるんです。

冬は暖房してほしいし夏はエアコン入れてほしいのに

自分のためには我慢をする・・・

そんな母の私をいたわる言葉にいつも胸が痛みます。

私のことより自分をもっといたわってほしいって思います。


年末年始、コロナもありますので私は母には会いにいけません。

そんな方は日本中にたくさんおられると思いますが

やっぱりすごく寂しいし心配です。

早く、一日も早くコロナが収束してほしいです。


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今年さいごのふすま貼り

ふすま紙を貼る前には必ず「うけ紙」というものを貼ります。

今回のふすまは

ベニヤぶすまです。

板戸とは若干違います。

ベニヤぶすまはぱっと見は普通のふすまに見えます。

骨ではなくベニヤだってことですね。縁も打ちます。

板戸はふちは打たずに(まわし縁やシール縁といったりします)

ふちに合わせて

ふすま紙を貼り込む感じになります。

呼び方は地方や職人さんによって違うと思います。


ベニヤぶすまにもちゃんと「うけ」をすることにより

より美しくより丈夫に仕上がります。

「うけ」だけは

私が唯一店主のお手伝いができる仕事です。

もちろん、のりは作れませんが。

でも今回は私の申し出は静かに却下されました(笑)

(自分でやったほうが早いみたい・・・)

今年最後に納めるふすまです。

井戸水

当店の裏には井戸がありまして

当店で使うのりはもう70年以上、この井戸を使っています。

表装に使うのりはもちろん

今回のようにふすま紙やうけ紙に使うのりも井戸水を使います。

代々つたわってきた手法で

丁寧に貼らせていただいております。

昔・・・子供の頃

ふすまの貼り換えって

年末になると天気の良い日に

お母さんが貼りかえていました。

いまこうして店主の貼り方を見たり

うけのお手伝いをしてると

素人の貼り方って間違っていたんだなって思いますし

自分で貼ることのほうがすごく安いと思っていたけど

実はそこまで激安にはなっていないということがわかりました。

(もちろんふすまの紙によって価格は違いますが)

大体ふすま紙の下にうけ紙を貼ることすら知らなかったですからねーー

ふすまをの破れた部分はボンドでくっつけるとか

学生時代は普通にしてましたもん。

(ボンドでくっつけたりしたら

表具屋さんにはすぐにわかっちゃいます(笑))


ふすまは、何度も何度も貼りかえることができ、

骨を直すこともできる、日本の伝統。

おうちのふすまや障子。どうか大事になさってくださいませ。


ふすまの縁(ふち)

ふすまのふちを打つ前には

一本一本確認してから

さっと拭きあげてから打ちます。

ふすまもその縁も

ひとつとして同じものはないのです。

傷み方も一本一本違います。


こうして

縁を打ち終わると

まるで新品のようなふすまが出来上がるのです。


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いまも雪が降っています。

どうか皆様

お体にはお気をつけてこの年末年始をお過ごしくださいませ。

鳥栖の天気予報を見ると

明日はさらに寒くなるそうです。

お休みの方も

そうでない方も

どうかお風邪などひかれませんように。

あったかくしてくださいね~。


ではではまた♪


鳥栖・久留米近辺のふすま、障子の貼り換えなら

藤本表具店 0942-82-3316

お気軽にご相談ください






藤本表具店

鳥栖のふすま、和室はお任せ♪ 創立125周年を迎えた歴史ある表具店です。 佐賀県鳥栖市桜町1238-8 藤本 久 tel 090-5934-4467 e-mail kaotokabosu@yahoo.co.jp

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