2015.10.26 12:39絹本(けんぽん)お預かりしました。文化祭(とすフェス)も間近に迫っていますが、本日は、絹本(けんぽん)を二幅お預かりしました。絹本(けんぽん)というのは、絹地に書いた書画などのことやその布地そのものを言います。今回お預かりしたのは、絵の絹本です。年内お渡しの予定でお預かりしました。今日はよく電話のなる日で、ふすまの張替の見積もりご依頼などもありました。後日見本をご自宅へお持ちすることになりました。ふすまや障子など、お見積りはどうぞお気軽に電話でご相談下さいね。お待ち申し上げております。さて本日の夜は文化祭用のパネルを組みます。寒くなってまいりましたので皆さまも風邪などひかれぬよう、ご自愛くださいませ。
2015.10.23 15:16板戸の張替とすフェスの準備の合間に、本日は板戸の張替をします。ふすまや障子の張替が圧倒的に多いですが、昔ながらの家が多いので板戸の修理や張り替えなども依頼されることがあります。当店店主は4代目ですので、ふすまや障子などは店主の父の代からのお客様がおられます。長年にわたり、修理や張り替え、新調など承っています。店主のお父上は、本当に立派な方で、藤本表具店を今の形にしてくださったのも店主のお父上様です。なんでも、高校生のころから、学業の合間を縫ってお仕事をなさっておられたとか。今、この表具店があるのも、先代、先々代のおかげです。これからも、精一杯務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。
2015.10.22 07:40とすフェスの作品がどんどん集まってます。今月末からの二日間ある文化祭(とすフェス)に向けて続々と作品が集まってきています。今日もその裏打ちをします。軸や額などは、書などを習っている人が主ですが、他にも色紙額や短冊掛けなどがあります。短冊掛けは、俳句などをかけることが多いです。表具というものは日本の伝統の技術ですが、「和」だけにとどまらず、もっと広く一般の方に知ってもらえると嬉しいです。たとえば、古くなった大事なポスターや子供さんの絵なども、お客様のニーズにこたえながら、和テイストでないものも、仕上げたりもします。大事過ぎるポスターなど、画びょうやテープなどで壁に貼るだけではなく、額などに入れてよりかっこよくすることもできます。ロックぽく仕上げたりなどすることもできます。(ただし、一部ものによ...
2015.10.18 14:03とすフェス(文化祭)に向けてひどい風邪で寝込んでいたので更新が遅れましたが、店主はその間も頑張って文化祭に向けての準備をしております。出品作品も日が近づくにつれ段々増えてきてます。今日は、軸と額の裏打ちをします。今日裏打ちする軸は「書」で、額は、「書」と「墨象(ぼくしょう)」です。そのほかにお預かりした中で、「墨象(ぼくしょう)」の張替がありますが、前回現代美術展のぼくしょうが今は入っている状態のものがあるのですが、とても素敵です。わたしは「てご」をするまで、この「墨象(ぼくしょう)」の存在を全く知りませんでしたが、こんなに素敵なものとは思いませんでした。何とも不思議なアートの世界です。絵でもなく、書でもなく、アートと呼ぶしかない、イメージを墨で表現したものなのですが、カフェとか...
2015.10.14 11:36今日は裏打ちをします。本日は文化祭用の、額用の「裏打ち」をします。「裏打ち」とは?簡単にいうと、紙を貼り合わせて、本紙(作品)をしわを伸ばして丈夫にすることです。作品展に出す際や。掛け軸に仕上げる際も必ずする作業で、表具店がお客様から作品をお預かりして、表装する際に、一番最初にする、もっとも大切な作業の一つです。書をなさる方などは結構ご存じの言葉だと思いますが、一般的には多分「?」な言葉ですよね。でも、表具店にいると、一番耳にする単語です。この裏打ちをせずに額などに貼ると、しわがあったりゆがんだりします。この裏打ちという作業は、その作品一つ一つによって、その7作業時間や、作業内容が全く異なり、表具師の経験が必要とされるものです。ちなみに当店の店主に「なんじごろ終わりますか」...
2015.10.13 10:18鳥栖市民文化祭~とすフェス~今日から今月末から開催される文化祭の準備に入ります。この文化祭は10月31日、11月1日に、鳥栖市文化会館と鳥栖市民体育館にて開催されます。入場無料、合同茶会と物産展のみ有料です。この文化祭では、書や、絵画、盆栽や、手芸パッチワークなどの多彩な展示物を見ることができます。当店では掛け軸や額などの表装を仕上げさせていただいて、お納めします。沢山のご来館をお待ちしています。今までやったことない方や興味のなかったかたも、こういう機会に是非趣味の枠を広げていただけたらとおもいます。
2015.10.12 12:21県展終了。搬出完了しました。大好評だった県展も終了し、搬出も完了いたしました。今夜の作業は、県外のお寺から依頼されてお預かりした、掛け軸の仏仕立てです。仏仕立てというのは、ざっくり言いますと金糸があしらってある布を使った、金襴の掛け軸で、主にお曼荼羅さんや、写経、仏事に関する書や絵などの際にご依頼される場合が多いです。今回お預かりしたのは、サイズ的には割と小さいものですが、当店店主の代で、お預かりした仏仕立ての一番大きなサイズは、縦が5mをゆうに超えるものを依頼されて仕上げたことがあります。こちらもお寺からのご依頼でした。この大きな軸の際は作業場所から作ることから始め、お話を頂き実際にお預かりして仕上げてお渡しするまでには約1年以上かかりました。先代である店主の実父の時代でもここ...
2015.10.11 13:48明日、県展最終日です。佐賀美術館博物館へ明日で今年の県展終了です。今年は当店のお客様も県知事賞を受賞され、入賞者さまも出ました。素晴らしいことです。こういった展覧会などには、まず、出品する、ということにまず意義があり、そのこと自体が本当に素晴らしいことなんです。こういう素晴らしい展覧会への作品のお手伝いをさせていただけることを誇りに思っております。今後も、個展や展覧会の情報も流していきたいと思っております。参加者がどんどん増えて、書道や墨絵、墨象(ぼくしょう)などの和の文化がもっとポピュラーなものになることを願います。県展は明日の閉館までやっておりますので、是非連休最後に足をお運びくださいませ。
2015.10.10 18:47こまんか軸トップペーじの写真は、当店店主による「こまんか軸」です。ご自身の作品のみならず、思い出の写真なども加工させていただきます。ミニ掛け軸ですが、当店九州のため「こまんか軸:として今年から販売しておりますお気軽にお尋ねください♪ストラップやしおりなどにさせていただきます。
2015.10.10 18:18創立120周年を迎え藤本表具店は、今年、120周年を迎えることができました。「表具店」って何?と思う方もおられるかもしれません。簡単にいうと、掛け軸や、屏風、額などを仕立てたり、お直しをしたりするお仕事です。当店店主は一級表具師で、先代、先々代から受け継いだ丁寧な作法で、ひとつひとつ心をこめて仕上げさせていただきます。なお、ふすまや、障子などの新調や張り替えなども、お気軽にご相談くださいませ。このページを管理するのは、店主ではなく、てごでありパートナーがつとめさせていただきます。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。