大好評だった県展も終了し、搬出も完了いたしました。
今夜の作業は、県外のお寺から依頼されてお預かりした、掛け軸の仏仕立てです。
仏仕立てというのは、ざっくり言いますと金糸があしらってある布を使った、金襴の掛け軸で、主にお曼荼羅さんや、写経、仏事に関する書や絵などの際にご依頼される場合が多いです。
今回お預かりしたのは、サイズ的には割と小さいものですが、
当店店主の代で、お預かりした仏仕立ての一番大きなサイズは、縦が5mをゆうに超えるものを依頼されて仕上げたことがあります。こちらもお寺からのご依頼でした。
この大きな軸の際は作業場所から作ることから始め、お話を頂き実際にお預かりして仕上げてお渡しするまでには約1年以上かかりました。
先代である店主の実父の時代でもここまで大きなものはなかったというお話です。
ご縁ありお預かりして仕上げてお納めしてからは、ずっと本堂に飾ってあります。
ご住職や檀家のみなさんやいろんな方が手を合わせる場所に、飾ってもらえるような仕事に携わっておりますので、一品一品、魂をこめて仕上げさせていただいております。
こまんか軸のような小さいものから、5mをゆうに超えるような特大サイズまで、いろんなサイズを、お客様のご要望に添えるように日夜努力しております。
伝統あるこの技術を後世に残していくために、これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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