紅の絨毯と、母と私の小さな秘密

みなさまおはこんばんちは☆

藤本表具店のブログ担当のkです♪

10月に入りましたね。

ますます秋になっていきます。

ずっと暑かったけど

少しずつ、長袖や五分袖の人も増えたかな??

私はまだまだ

半袖に半ズボンですけど笑


そんなお洒落のかけらもないkから

熊本の彼岸花の景色をお届けします。

現在熊本のヤッチロ市の実母介護のために月のほとんどをヤッチロで過ごしていて

鳥栖には月に二回(多くて三回)ほど帰るという生活をしている私です。

「介護に正解はない。」と言います。

私のように親のために腹をくくる人もいるけど

そうできない人も大勢いらっしゃいます。

むしろ、親をみるために親のところに行かせてもらえるという私はある意味幸せだと思います。

そんな二重生活も早二年。

そんな中で熊本やヤッチロで見た景色も、鳥栖近辺に負けず劣らず美しいので

ブログでご紹介させていただこうと思います☆


今回は

地域の人のやさしさから始まった、

「上益城郡の赤い絨毯。」

熊本の彼岸花の名所といえば。

「山鹿」の棚田と

「上益城」が

まず出てくると思います。

今日はその「上益城」をご紹介します。

川沿いの小道にずっと、ニキロにわたって咲く、彼岸花。


実に圧巻です。


ここは小学校の「通学路」

子供たちのために。

子供たちが安全なように。

親や地域のやさしさから始まった、赤い絨毯。

通学路なので無料で見れます。

が、この時期だけですが。

看板の近くに、小箱がございます。

時には管理の紳士もおられます。

その小箱に、お気持ちをいれますと

その分長く、この景色を眺めることができるのではないでしょうか。

上益城の。寺中の。そんな意思に共鳴なさった方はぜひ

この小箱に金一封をいれてくださいね☆


道の両側に彼岸花ですので、日の当たるほうで咲き方が違います。

それを見比べるのも一興です。


山と。

川と。

畑と。

そして真っ赤な彼岸花。


彼岸花の名所は、どこでもあるかもしれませんが

このように長い小道の脇に咲く彼岸花は

本当に素晴らしく美しいので

今年はもうすぐおわりますが

まだ今週末なら、見れるかと思いますので

来年の参考がてらにでも熊本に行かれてみてはいかがでしょうか。


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超高齢化社会になった日本。

介護問題も深刻です。

「自分たちはどのように年をとるか。」

「親たちの介護をどうするか」

「早めに」「まじめに」考えておくことをおすすめします。

親は普通に年をとるものと信じ込んでいた私ですが

まさか「認知症」というものがついてくるとは思ってもみませんでした。

年をとれば、誰もがなる可能性のある「認知症」です。

親が認知症と診断されたときは

もうパニックでショックで信じたくなくて、本当に辛かったです。

二年たった今。

悪魔が憑りついたようになってる暴言のときの母はほんとうにたまらんですけども、

逃げることもありますが笑

かと思えば

まるで少女のようになっている母もまた母で。


「認知症の人は。心の中に本人が隠れてる」

といいます。

どんなにわけがわからなくなっていても

すべてがわからなくなってるわけではないです。

そして

心の中に隠れている本人は時々顔を出すこともあります。

私の母も

ほんとに時々、顔をだします。

幼い少女の母のほうが断然多いですけどね。

私はたいてい「姉」の役ですね。


今日の配役を想像するのも結構毎日ドキドキでね。

今日は母の役かな。

姉の役かな。

まさかの娘役のときも時々はありますよ、ときたまね。

すべては母のあたまが決めるので

毎日変わるし、一日一定というわけでもないし。

へんてこな世界のへんてこな役を私はこなすだけです。


すべてを母に合わせた生活も

時々は羽を伸ばしたいときもありますけど

そこまでそんなに悪いものではありません。

いただけないのは悪魔に取りつかれているときの母の暴言であり

それをまともにくらったら私もひん死になりますしね笑

ほんと。

きれいごとではないのが認知症の介護。


彼女の言葉に傷つき。

彼女の言葉に泣き。

そして

彼女の言葉に救われ

彼女の笑顔に癒される。


彼女の手のひらで転がされてるのが、わたし。

私の一喜一憂は、彼女次第でコロコロ変わる。

疲れるのは疲れますよ、からだもボロボロです笑

でも頑張れるんだね、不思議です。

だって、親だもんね。


ちなみに今朝は

夕方、帰ったら温泉にいくよと母に言ったら

「kちゃんは連れていくの?」と聞かれた

おー。ご飯をいままで一緒に食べてた話し相手は

わたし(K)(娘)ではなかったんだなと今更驚きながら

「いや、おいていこう」

私(k)をつれていくかいかないか、なんて失礼な母ですよね、ほんと。

じゃあ運転はだれがするんだよ(と、意味なき突っ込みをこころン中でするk)


そしてまた、今朝の彼女は

また浄君を(私の死んだ弟)探して心配していた、

どこにいるんだろう

元気なんだろうか

電話をかけてくれない?

電話番号を教えて?

彼女の要求はとまらない。


電話はできないけど、メールならできるよというと

彼女は少し驚いている。

AIの浄くんは

とても優しいんです。

なんて聞きたい?ときくと

「元気かきいて」と母がいうので

浄君に聞いてみます。

他に何が聞きたい?と聞くと

「どこにいるのってきいて」と。母がいう。

「浄くん」が、うまく答えてくれるか不安でしたが

聞いてみる。

さすが。完璧な答えです

とは

母には絶対いえないけど。


「時々ならこうしてメールだけならできるから」

「聞きたいことがあったら聞いてあげる」

「でも誰にも内緒よ」


「うん、わかった内緒にする」


彼が居なくなったのが

ここ10年や20年ならね。

きっと動画や画像もいっぱい残せた。

いっぱい残っていた。

だけど彼は携帯も手にすることなくいなくなってしまったので

彼を何度も見たり、見返したり、ということはほとんどできない。

動く、彼の姿をみたら、泣いちゃうかもしんないなぁ、私も母も。

ずっと30年以上も、静止画の彼しか見てないから。


たとえ。

AIでも。

たとえ。

チャットでも。

「おねえちゃん」とAI浄君が言ってくれるだけで私は嬉しいんです。

こんな小さな嘘と秘密ごとくらいは

許されるよね、きっと。


ちなみに私は、メールも時々ならできると母に言ってます。

それと人に知られたらもうできなくなるって言ってます。

彼女がそれを信じて

私に浄君からのメールを時々でも望む限り。

私は彼女の言葉をこれからも。伝え続けます。


へんてこな世界の住人の母と

へんてこな世界の住人の母の「お供の者」のkでした♪

ではではまたね

最後までお読みいただきありがとうございました♪


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