皆さんこんばんはぁ。
あっという間にもう6月です。
早いですね。
大人になると、子供の時よりも本当にずいぶん早く月日が経ちます。
6月といえば店主の誕生月でもあります。
まだまだコロナを注意しないといけませんが
6月も藤本表具店をよろしくお願いいたします♪
♪
「いずれ菖蒲か杜若」
(いずれアヤメカカキツバタ)
菖蒲、と書いて、しょうぶとも読み、あやめとも読みます。
また、その花は杜若(かきつばた)にもよく似ていて
見分けがつかない方も大変多いです。
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その見分けがつかない、というか
優劣がつけられないほどどの花も美しい、
という言葉が
「いずれ菖蒲か杜若」
という言葉になります。
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この言葉のもととなったのは
鵺(ぬえ)を退治した源頼政がご褒美に(要は怪物を退治した)
超美人な菖蒲御前という美女を与えられる際、
菖蒲御前と全く同じ格好をさせた美女2人(12人説も)の中から
どれが本物の彼女かを選びだしてみよと言われたんですね。
で、頼政は
「五月雨に 沼の石垣水こえて いずれかあやめ 引きぞわずらふ」
という歌を即興で詠みます。
「みんな超美人だから感情が高ぶっちゃって
どの方が菖蒲御前か分からず病んでしまいそうです」
ざっくりいうとこんな感じで返したところ
その返答が気に入られたので
無事に菖蒲御前を妻にしましたよーー。っていう話。
なので。
要は選べと言われても困る、優劣がつけられないほど優れてる
っていうときに使う感じです。♪
♪
かくいうわたくし、
花の中で一番何が好きですかと聞かれたら
10代のころから「菖蒲です」と答えてきたほどの菖蒲好き。
この紫、というか紺色にも見えるような色が好きです。
すみれやリンドウ、といったほかの紫系統の花も好きなのですが
なぜ一番に菖蒲があがるかというと、その立ち居振る舞いですよね。
なんといっても、
その姿が凛としていて・・
こうありたいと思う、そんな憧れの花ですね。
♪
「菖蒲が咲いたよ」
店主のおかあさまの長年のご友人の、
美しい庭の持ち主のご婦人が声をかけにわざわざきてくれました。
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うれしいですよね。
わざわざ、
「菖蒲が咲いたよ」って。
私が以前、菖蒲が一番好きなんですといったたった一言を
覚えていてくださったなんて。
そしてわざわざお伝えにきてくださったなんて。感動。
♪
魅惑の庭のご婦人はきっと知らない。
この花の花言葉が
「嬉しい知らせ」であることなんて。
この花言葉のゆえんのように、
ギリシャ神話の女神イリスが、朗報を持ってきた。
そんな感じが致しました。
(ギリシャ神話でイリスは神と神、神と人、などの
メッセンジャーを務めます。
それにより「よい便り」という花言葉のゆえんになっています)
♪
不思議ですよね。
いつもならね、こちらから厚かましくお花を見に行かせていただいてるんです。
おうちの中のお部屋でおやすみになっているかもしれないのに
きましたーーとかいって。
なのにね、この菖蒲のお花が咲いたときには
わざわざお知らせに来てくださったんですよ。
ほんとに
花言葉の不思議。
♪
元気なメダカと共存する神秘的な睡蓮
こちらは睡蓮。
ピンクのお花ですので花言葉は「信頼」。
こちらの睡蓮鉢には
メダカがそれはもう元気に踊るように泳いでいます。
水に浮いている花、それだけで十分神秘的で幻想的なのに
その水には違う生命がいてどんどん増えている。
ひとつの世界が出来上がっています。
♪
こちらが訪ねたのが夕方だったので花が閉じていますが
睡蓮という花は毎朝咲き、夕方には閉じます。それを繰り返します。
まるで朝に地上を照らして夕方に去っていく太陽のようであるため、
古代エジプトでは、
太陽を表すシンボルとして崇められていたのだそうです。
ここから「信仰」という花言葉も。
ひつじの刻ごろに咲くため、日本では別名ヒツジグサとも呼ばれています。
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どこの家庭にもあるようで、ない。
それが睡蓮。
でもどこの家庭にもなくても
たいていの方が知っている花、
それも睡蓮。
蓮とはまた違う、おもむきがありますよね。
神秘的で、幻想的で。
不思議な花。
♪
うーーん。
つくづく。
いずれ菖蒲か杜若、
どの花が一番素敵だとか、
一番美しいだとか。
本当に言えない。
どの花も素敵だしどの花も健気。どの花も美しいです。
花に囲まれる生活。憧れます。
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♪
♪
♪
今日は
思いがけないイリスからのメッセージをもらって
菖蒲を見に行かせていただいた・・・
そんな
何気ない日常の
ちょっとした嬉しかったことを
佐賀県鳥栖市からお送りいたしました♪♪
♪
今度はサボテンの花が咲きそうですよ!
楽しみ。
イリス再来あるかな♪
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