男心と秋の空

皆さんこんばんはぁ♪

今日は雲の多い日でしたね。

秋の日は本当に天候が変わりやすいですが

雨こそ降らなかったけど今日は雲が多かったです。

写真はこの季節によくみられるさば雲です。

さばの背の模様のように波状になっています。


秋の空にはひつじ雲、うろこ雲、さば雲、いわし雲など

たくさんありますけど、かんたんな見分け方は


手を伸ばして小指をたてて

その小指におさまりきったらうろこ雲、いわし雲(巻積雲の俗称)の可能性が高く

(高度は5000から15000メートル)


小指におさまらないようであればひつじ雲(高積雲の俗称)の可能性が高いです。

ひつじ雲は高度2000から7000メートルあります。

男心と秋の空

え?女心と秋の空じゃないのーーって思う方多いかと思いますが

実は「男心と秋の空」が元なんです。江戸時代にできたことわざです。

当時は既婚女性の浮気は命を落とすほどの重罪だったにも関わらず

男性の浮気には寛大だったんですねーー。

また、若い女性に男性への警戒するように戒めたり

ふられた際の励ましや慰めにも使われたり。

江戸時代の俳人、小林一茶も「はづかしや おれが心と 秋の空」

なんていう俳句を詠んでいるんです。

「男心と秋の空」の場合は

おもに女性に対する愛情が変わりやすいことをさしていますが

「女心と秋の空」の場合は

愛情に限らず、喜怒哀楽の感情の起伏が激しいことや

物事に対して移り気なことを示しているそうです。

男心とは少しニュアンスが違う感じですね。


女性の気持ちの移り変わりは昔より現代のほうが激しい気が致しますが・・。


♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪

この道ひとすじ〇〇年

「男心と秋の空」

とは全く無縁な店主。

学生時代からお父様の「てご」をしながら仕事を覚え

大学卒業してからはわきめもふらずに和職人としてやってまいりました。


「てご」とは・・(お弟子さんより下のお手伝いさんのようなもの)

岡山の方言で

「あんたぁ、ちょっとてごーして」の意味が

「あなた、ちょっと手伝って」になりますのでこれに似た感じといえば似た感じ。


でもちょっと違うのは

表具師の「てご」、とは

「~をして」と言わなくてもさっとものをだしたり手助けをすることのできる、

要は「もう一つの手」という表現のほうがあっています。

ですので、仕事を知らない人はてごにすらなれません。

そしていま、何の作業をしているかが理解できていて

その先に必要なものがわかっている、

そばで作業を見続けていないとできない役割です。


私はふすまを貼る際の、

表のふすま紙ではなく中に貼るうけ紙を貼るときだけ店主のてごができます。

逆にいえば、その作業のときのみしか

てごとしては使えないっていうことですが(汗)

てごへの道は険しいのです。


店主は

お父様や

お父様のお弟子さんや

一緒にやってる職人さんたちと一緒にやっている際も

お互いに「てご」になり「職人」になり

長い年月をふすまや障子、和紙や木に囲まれて過ごしてきて現在に至ります。


仕事以外の時間はひたすらものを作る、という時間の過ごし方をしてきていた人ですので

カラオケにいったりなど、いろんな遊びを全くしたことのない人でした。

わたしと出会うまではマクドナルドすら行ったことなかったんですよ!?

天然記念物かっ。

店主の天然物っぷりは、語りだすときりがありません。

愛用の電気ノコギリ君(小)

すごく使いやすいみたい。

makitaの製品です。

今日は外の木々に埋もれてしまいそうなくらいの完全防備で

ひたすら木を切っていました。

どこにいるかわからないくらい

すっかりあたりの草木の色と同化してしまってます(笑)

昼にしかできない仕事

夜にしかできない作業

時間をかけて乾かさなければ次の作業ができない仕事

湿度や

温度にも気を配りながら

いろんな作業を丁寧にすすめます。

作業をしていく上で

愚痴をこぼしたのを私は未だにただの一度も聞いたことがありません。

和職人は寡黙なのです。

♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪

柿見れば 腹が減るなり 

~柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺~

正岡子規の超有名な俳句です。

柿をみたらこの句を思い出しますよね。

でも私は柿をみたら

このような風情を詠むことよりも

おなかがすくんですぅ。

そう。

食欲の秋ですものねっ。


♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪

いつもの鳥栖ターミナル駅も

毎日表情を変えます。

明日はどんな顔を見せてくれるでしょう。

毎日の小さい変化が楽しい今日この頃です。


ではではまたねっ。



鳥栖、久留米近辺の

ふすま、障子の張り替え、新調なら

藤本表具店へ

お気軽にお電話くださいませーーー♪

090-5934-4467




藤本表具店

鳥栖のふすま、和室はお任せ♪ 創立125周年を迎えた歴史ある表具店です。 佐賀県鳥栖市桜町1238-8 藤本 久 tel 090-5934-4467 e-mail kaotokabosu@yahoo.co.jp

1コメント