海に眠るダイヤモンド~軍艦島~鳥栖から高速1時間半

最初にいっておきます☆

今回は、長年の憧れの場所、「軍艦島」のレポートなので

いつにもまして画像を沢山ご紹介しますので、大長編になります☆

どうぞお許しくださいませ。

藤本表具店ブログ担当のkの一人語りコーナーのはじまりはじまり☆


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いま、テレビで「海に眠るダイヤモンド」というドラマ?がやっているそうです。

私はテレビを殆ど見ないので、全く知りませんでしたが

偶然にも

私が長年、行きたかった軍艦島上陸が

たまたまこのドラマをやっているときとかぶったようで

お客さんはとても増えているそう。

Tverとかでもやってるのかな、一度見てみたいと思っています。


さて

表題の通りですが

私の長年の夢だったんです!!!

とうとう行ってきました、軍艦島!

今回は、いつにもまして画像を沢山ご紹介しますので、大長編になります。

軍艦島って、旅行会社なんかのツアーでないといけないと、思い込んでいたので

なかなかタイミングが合わず、ずっと行けないままだったのですが

この夏、たまたま福岡出発の日帰りバス旅行で「軍艦島」を見つけ申し込みました。

が、予定していた日の前の週などが、ことごとく

上陸が出来ない等のニュースが載っていたためキャンセルをし、

とうとう夏行く予定が秋にまでなってしまったのです。

その際、

何気なく、じゃらんで軍艦島と検索で入れたら、なんと、旅行会社でなく、船会社がヒット。

え??これって個人で行けるってこと???と思って

すぐにスケジュール表から店主と私の行ける日を探して船会社に申し込み。

ちなみに軍艦島の船会社はいくつもありました。が、用心深い私は初めてのホテル等は口コミを重視するので、口コミから船会社を選択。

口コミの大変良かった、「軍艦島クルーズ」という船会社にしました。

周遊時間は、上陸時間も含めて約3時間。

一日に二便。

朝の部と午後の部。

私たちは13時受付の14時出発、の便を選びました。


ブラックダイヤモンド、という船です。

約200人乗りです。


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さぁ、出発!

船に乗り込むのは並んだ順。

私たちはまぁまぁ早い順だったので

座ることができました。

平日だというのに船は満杯。

口コミ通り、船のなかではアナウンス。

とってもわかりやすい案内。

↑マリア像が、海に向かってたっています。

長崎らしい風景。

船は満杯。

協会が見えます。これも長崎らしいですね。

期待はどんどん膨らみます☆

長崎にきたーーーって感じがします☆

船乗る前にちゃんと、長崎皿うどんは食べたんですけどね☆

↑高島上陸

軍艦島の予習をします。

軍艦島の100分の1の模型を見ながら、

ガイドさんが詳しく説明をしてくれます。

この高島に寄るコースは、沢山軍艦島のクルーズ船はあれど、この会社だけなのですって。

この予習があったからこそ、軍艦島へいってから、ものすごくわかりやすかったです。


建物の模型を使って、詳細のガイド。

総合病院の場所、

隔離病棟、

保育園の場所

看護師さんたちがすんだ寮

偉い人が住んだおうち、

さらに偉い人が住んだおうち、

防波堤の役目をした鉄筋の建物、

日本で一番最初に建ったアパート、


事細かに、案内をしてくださいました。

とてもわかりやすかったです。


何しろ、軍艦島は小さい島なので、

上にしか広くすることが出来ないため

高い建物が多いんですね。


この小さな島に、

パチンコ屋、雀荘、スナック、一時期は遊郭まであったらしいですよ。


トロッコ

何人もの働く人たちを乗せたのでしょうね。

トロッコ

↑石炭資料館(高島)

いざ、資料館の中へ。

軍艦島は、かつては佐賀藩のもの。

石炭を発掘するため、三菱が10万円で購入。

それがいまは世界文化遺産。

う~ん、佐賀藩のままだったら・・・

佐賀に世界文化遺産ってことになったのに~とちょっと惜しい気もしますが、


もし、佐賀藩のままだったら・・・

きっと世界文化遺産にはなってなかったな(笑)

宝を生かしきれない、佐賀。

三菱さま、さすがです☆

日本の、昔の家族。

男が女を、子供を守り、養っていく。

男が強かった時代。

女が家庭を守った時代。

これが、この人たちのようなかつての日本人たちのおかげで

日本は発展してきた、ということを忘れないでいたいですね。

その功績も、その日本人の心も。

展示品の素晴らしいこと。

こういうものが大好きな私は食い入るように見てしまいました。

使い込まれてはいますが、保存状態はすごくいいですね。

こんなくつをはき

こんなヘルメットをかぶってお仕事されてたんですね。

軍艦島は眠らない島。

24時間交代で働いていたそうですよ。

↑採掘の再現

このツルハシには

昭和32年五月三日と書いてあります。

二子新立抗開坑

来年が、昭和100年らしいので

石炭を掘っていた時代はまだ70年ほど前ってことですよ。

移り変わり、

生活の変わりようにも

驚きますね。

彼らがいま、この現代を見たら何を思うでしょうか・・・。

三菱の操業者の岩崎彌太郎像

船に再度乗り込み

いよいよ軍艦島へ!!!

ああ、軍艦島!!

やっぱり、この形なんだ、

と思ったのが第一印象。

写真で見たのと同じ。

超感動。

角度を変えると違った趣が。

↑屋上緑化計画

軍艦島は岩しかないので

緑がない。

子供の教育のために、

建物の屋上に畑を作り、野菜や麦を作りました。

その名残が今も残っています。

肉眼ではっきり見えます。

今は無人の島。

だけどかつて沢山の人が

夢と希望を持って、働きにきてました。

ここでの暮らしには、家賃などはかからなかったそうです。

なので、お給料は、すべて家族のため、自分のために、使えたのですって。

まだ日本にテレビが普及してないころでも

この島ではテレビを持つ家はかなり多かったそうですよ。

仕事はきついんだけど、

お給料は良かったのです。

長崎の海は

あくまでも美しく。

いろんな、想いを映しています。

炭鉱の人の想い

隠れキリシタンの街。

沢山の想いを今も抱えて、何とも言えない色になっているのです。

軍艦島は、上陸して入って良い場所が決まっていて

入れない禁止地区が多いので

上陸前に

何度も何度も

入れない地域の建物を説明するために

周辺を周遊してくださいました。

↑この画像のあたりはのきなみ入れません。

台風にやられ、炎天にやられ

どんどん崩れていく建物たち。

次くるときにはもしかしたら

また様変わりしているかもしれません。

何しろ、台風災害の多い地域ですので

台風の際には、近くの島からこの軍艦島を見ると、

いつも見えてる建物などが、波にかぶって全く見えないそうです。

近寄ったり、離れたり

周ったり

案内しながら、何度もまわってくださいました。

ここが日本とは全く思えない、そんな島。

でもかつてここで労働者たち、その家族が

たくさん住んでいた、活気のあった、島。

灯台は、今のこの白い灯台が3代目なのだとか。

今までのは全て台風でダメになったのだそう。

長崎の深い深い青い青い海に浮かぶ、何とも言えない、ロマン漂う島。

惹かれずにはいられませんね。

↑いよいよ軍艦島上陸

日によって

上陸できる日とできない日があります。

また、船会社によって、上陸コースや周遊コースがあります。

行かれる方は是非注意して選んでくださいませ。

上陸できるコースを選んでも、風が強かったりしたらダメになることはあります。

夢だった軍艦島を歩いた!!

船の中から見るのとはまたちがって

遺跡を見ているみたい。

廃墟ってなんでこんなに美しいんでしょう。


日本で一番最初にできたアパート。

青空にセピアの廃墟、絵になりすぎます。

この姿、いつまで見れるでしょうか。

エレベーターはありません。階段です。

昨年、6階部分から下に倒壊したとか。

海の上にぽつんとある島だから、風も炎天も容赦なく直撃ですからね。

この建物のあいだに小さな階段があります。

その階段をのぼったところにあるのが

旅館、その一階部分が?スナック?クラブだったのだと聞きました。

建物が密集して乱立している。

一番左の建物が防波堤の役目をした建物。

海側には畳はなく

ろうかと雨戸。

逆の側に畳などの生活部分があり、暮らしていたのだとか。

建物のなかには、まだまだ、当時の生活品が残っているのだそう。

引っ越しも船でしかできないため、

持って行くものが限られたため、です。

この島は閉山が決まってから

黒字での閉山を決めたため

全員次の就職なども決まっていたそうですよ。

石炭から石油変わった、

本当にその時代の産業の遺跡。

あとあとまで、残したいものですね。

考古学の研究者?と思ったら、うちの店主でした(笑)

自然の力にはさからえない、

立て直すことも作り変えることもできないとガイドさんは言っていたけど

倒れないように努力はしてありますね。

でも、容赦ない台風で、なんどしてもいたちごっこかもしれません・・・。

手前にある、階段で上っていく小屋のようなところで

働く前にチェックをされるのだそうです。

現場には、煙草などを持って行ってはいけないため、持ち物チェック。

あの階段は15段。

その階段には画像では見えにくいけど、黒くなっているんです。

それは、炭なんです。

そこが、炭鉱の島、のひとつの証でもありますね。

屋上緑化計画をたてていた軍艦島に

いまはススキがそよいでいます。

これが時代の移り変わり・・・。

ところどころにこうして炭が。


軍艦島クルーズ。

これで長崎港に戻るコースで3時間。

2人で7800円(クルーズ船)+620円(軍艦島上陸料)

高島の島にもよれて、予習ができ

わかりやすい案内のガイドを聞け、

非常によい船会社を選べたと思っています。

また行くときは是非ここにしようと思ってます。

素晴らしかったです。


海に眠るダイヤモンド、とは石炭のことでしょうか・・。

この島には

まだ、まだ、眠っているものがあります。

島には全く「水」がなかったため、

水道の管を、海底を通して、ひっぱり、陸につなげ、

軍艦島のほうが高さが低いため、動力いらずで、水を供給してもらっていた、

その水の貯水場に

毎日家の奥様たちが、水の券を持ってもらいにきていた、

その水の管、長い管もまだ、眠っているそうですよ。


長崎には警察の船もあるんですね☆


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いかがでしたでしょうか☆

軍艦島クルーズ。

さわりだけしかご紹介できませんでしたが

思い出はいっぱいです。

私は晴れ女なので

天候はあまり心配してなかったけど

本当に青空の中で憧れの軍艦島を見ることができて本当に良かったです。

また行きます!!

一度行って、更に好きになりました。

軍艦島、最高。


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軍艦島のご紹介はこの辺にして

次回は

軍艦島の見えるホテルのご紹介でもしようと思います♪

一見の価値あり☆

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