皆さまこんばんはぁ(^^♪
今日は、仕事のスキマジカンを使って店主がやっていることを紹介します。
これが、それに使うもの・・・。
そう、ミシンです。
昭和の香り満載のアンティークミシン。
足踏みです。
もともとは店主のおかあさまが使い続けてきた、歴史あるミシン。
「まだまだいけるぞ、まだまだ動くぞ!」
まるでそんな風に語りかけられている気がしますね。
こちらは、三菱の、工業用のミシンとなっております。
どうです?
なんだかムーディですよね。
先日も鳥栖の手芸やさんでミシンを見たんですけど
やっぱり布用だったんで、やっぱり使いやすいかもしれないけど
皮などをするにはもうひとつパワーが足りないんですね。
店主の作る革細工は、基本は「手縫い」なのですが、
どうしてもミシンを使う場合もあるんです。
そういうときに頑張ってくれるのがこの何十年も働いてきてくれたこのミシン。
その昔、おかあさまが、子供たちが小さいころには服を作ったという。
(おかあさまはなんとも多才な方で、洋裁は得意らしいです。お茶はそれこそ何十年も習ってきているとか。)
今はこのミシンを店主が使う。
親から子へ。
店主は表具師という、その職業もおとうさまから受け継ぎましたが
こうしてミシンもおかあさまに最初は糸のかけかたから教えてもらいながらその技術を受け継いでいく。
なんとも一言では表せない、絆といいますか、
まるで語り継がれるお話しのように。
この店主のおうちでは、自然に継がれていっていて
そこにはなんの強制もなく、お仕着せもない。
店主が自然と選んでいるもの、望んでいるもののルーツが、そこにあります。
私が、店主を尊敬するのは
この自然の流れの中に、身を投じ、流されているのではなく
選んでいきながらも常に最新の技術も勉強している(表具)その姿勢にあります。
親が継げといったから、表具師になったのではない、
自らがその職を望み、
「よその表具屋さん(県外)に、数年預けたけど、結局無理だと断られたんだけど、できないだろうか。。」と、お持ちになるようなものでも、
どんな困難な表具でも、なんとかできないかと努力をし
完成させてしまうという、その勤勉さにあります。
この平成の時代には存在しないような、静かだけど本当に真面目な。性格。
私はかつて、関西の友人に、「店主さんてどんな方?」と聞かれた際に
返答に困った末に出てきたのは
「そうね、欠点がないところが欠点のような人かしら」
と答え、仲間をドン引きさせたことがあります。
そんな人いるわけないと大笑いされましたが、
私は今でも、店主の欠点は、「欠点のないところ」だと思っております。
もう少しくだけてもいいんじゃないか?
もう少し遊んでもいいんじゃないか?
人間、ダメなくらいでちょうどいい。と私は元々思っておりましたので
なんともこの完璧主義者というか(仕事について、ですけど)
固い固い、その辺のコンクリートじゃ柔らかすぎるほど固い頑固な店主さまの前では、ほんと自分が小さい人間に思えることが多いです。
自分の周りに、尊敬できる人がいることって、なんだか幸せですね。
みんな。頑張ってる。
私も、頑張らなくちゃ。
昨日腹筋20回したよ(笑)
・・・だめ?(笑)
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