先日アップした勝海舟のこまんか額を
やり直しました。
ちょっと見やすくなったと思います。
ページ編集をしようかと思ったのですが、不慣れなため、
新たに投稿します。
勝海舟の書の扁額のこまんか額です。
ライターとの大きさの比較。
サイズは先日のとほぼ同じで横が10.5センチ、縦が4センチ。
洋金平押し仕上げとなっております。
河野鉄兜の書のこまんか軸。
影がはいらぬよう、下から撮影しているので、少し上と下のサイズが違うようにみえますが
撮影技法のためにこうなっています。
ライターとの大きさの比較。
ライターより若干小さい感じです。
作品の濃さをあげ、本物に限りなく近く作成しました。
前回のときには仕上げていなかった、勝海舟の書のしおりです。
しおりは、金襴仕様となっております。
サイズは縦が14センチの横が4センチとなっております。
写真では全てを伝えることができないのですが、
手をかける時間や手間などは、ふつうの表装と同じように誠意をこめて店主が作っておりますので、小さいけど、本物仕様、なんです。
例えば、家宝の額や掛け軸などは、いくら大事でももって歩いて自慢することはできませんが、
こういったしおりやストラップ等に仕上げますと、
ご自分もいつも見れますし、気軽にお友達にも見せることができますし、
実用的にもお使いいただけるかと思います。
こまんか軸を考えた理由は
わたしは、以前、表具とは無縁な生活をしていたけど、
大好きなアーティストのサイン色紙とか、ポスターとか、
部屋では見れるけど、持ってはいけない、というジレンマがずっとありまして
そういった、大好きなアーティストのポスターだったり色紙だったり、
または自分で書いた絵(私はイラストを描くのも好きなんです)や写真なんかを
気軽に表装できたらいいなって思ったのがきっかけです。
ほかのお店では豆軸、やミニ軸という表現が多いみたいなんですけど
うちは九州ですのでやっぱりここは
「こまんかシリーズ」かなって。
もっともっと小さくすることは技術的には可能なんですが、
作品を損ねない最低限の大きさがあるので、やはりストラップやしおりのサイズが
一番良いかと思っています。
きっかけはどんなことでもいいと思うんです。
一生、表具屋さんと縁のない生活を送る方は多いはず。
どんな形でもいい、表具や表装と出会う人が一人でも増え、
美術や芸術の世界に入られる方が一人でも増えることが
一番の望みであり、願いです。
今まで表具にご縁のなかった方でも、
「ずっと書いてなかったけど久しぶりに書初めをしたら、我ながらいい作品が書けた!」
「うちの子供が書いた絵はすごい、天才だ!」etc
と思ったら。
気軽にいつでもご相談くださいね(^^♪
主役である作品を、輝かせるための縁の下の力持ちが、表具師です。
いろんなご要望にお応えすべく、日々店主は頑張っております。
是非、美術や芸術や文学を、日常に取り入れてみてください、
表具や表装を、身近に感じてみてください、
きっと、世界が広がります(^^♪
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