皆さまこんばんはぁ(^^♪
さて、皆さまは最近映画など見られましたか?
私はさっぱりです。
でも映画は大好きで家でDVDなどで楽しんでいます。
今日は、少しというかだいぶ古い映画の本をご紹介します。
昭和3年9月発行の「映画と演芸」(大正13年9月創刊)の特別増大号です。
定価は80銭。
紙の質的には劣化はあるものの88年前ということを考えればかなり良い状態で残ってます。
色彩も多少の色落ちはあれど、古い本ならではの、言葉にできない色です。
当時はきっと輝かんばかりの色彩を放っていたことでしょう。
さぁ、一緒に一ページ目をめくってみましょう。
右ページは記事です。細かい字で沢山書いてあります。
グレタ・ニッセンという女優さんが一番上の写真ですね。
ん?このページなんか変・・・。
あ、このページは左側に開けるタイプですね。
このころの雑誌は、写真や画などが、普通にページに印刷されているのではなく、
こうやって見開きになっていたり、
ページそのものは印刷がなく、そのうえに写真や画などを軽く張り付けているタイプが多いんです。
この雑誌は主に洋画を扱っている本のようですが(この号だけかもしれませんが)、
同年のほかの雑誌では勿論日本画などもあり、やはり、この雑誌同様に、軽く張り付けてある感じのものになっています。
「軽く」無地のページに上部分だけを貼っているだけなので
購入者が額などに入れてかけるための「付録」的な意味合いなのかなと想像しますが
もしかしたら、雑誌そのものに印刷するより絵や写真のみを印刷し張り付けたほうが
コストが安くすむとかいう事情があったのか
それは定かではありませんが、
小さい絵や写真は記事と同様に雑誌のページに印刷してあるのに
一ページ大程度の大きさのものになると、たいてい、そうなっています。
ですので、今の雑誌とは全く違うので、
凄く貴重なページのように思えます。
某大手レンタル屋などで「昔の名画」というのがありますけれども
このころのものは、もはやそれすら超えているので
ほとんど知らないものばかりです。
雰囲気だけでも伝わればいいですけど・・。
では2ページ目を開いてみましょう。
こちらは「黄色い百合」という映画の宣伝のようです。
うーーん。この昭和3年という時代に、このような雑誌が刊行され、
人々は購入し、楽しんでいたのですね。
なんとも感慨深いです。
3ページ目。
こちらは今風のスナップショットという感じがしますね。
この女優さんはエステル・テイラーという女優さんです。
ページはまだまだ続くのですが、どのページも素敵なので一度には載せられない!!!
ので今日はここまで。
さて、裏表紙には今もみんながよーーく知ってるあの宣伝がありました(^^♪
右から読むのでなんともちょっと変わった感じがしますが
「森永」のミルクキャラメルの宣伝ですね(^^♪
この宣伝写真ですら、今ではとっても味わい深い(もしかしたらミルクキャラメルよりも)
ですね。
こんなに古い時代から愛されているなんて、森永ってすごい。
他にもこの時代の、今となっては貴重な雑誌が数点ございますので
またそのうちアップしますね(^^♪
今となっては古い、レトロな本ですが
この当時では流行の最先端だった雑誌だと思います。
いつの時代も人はあこがれを持ち、夢を見る。
趣味を持ち娯楽を愛する。
それは今も昔も変わらない不変のものでしょうが
ものが豊かになった現在、
このころを生きてきた方々の描いた夢より、今の自分が豊かかどうか、
到底かなわないような気がします。
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