自分が正しければ影もまた正し

皆さまこんばんはぁ(^^♪

今日は、母の俳句仲間であり、私も仲良くさせていただいている関西の

貴婦人(この時代には不似合いな言葉かもしれないが、その言葉しか思いつかない)から

私の携帯に額装の画像を二枚送られてきました。

この画像は勝海舟の書です。意味は本日のタイトルの「自分が正しければ影もまた正しい」という意味なのだそうです。

その方のおうちにあるものはすべて、

書かれたご本人さまやその関連の方々からご先祖さまがお礼として頂いたりしたものばかりなのです。

「自分が正しければ、影もまた正しい」という意味を聞いて

なんとも私は恥ずかしい気分になりました。

私の影は、まっすぐ伸びているだろうか。

影を振り返ることもなく生きてきた気がする。

明日から、ちゃんと自分の影を見よう。

影を見て確認しなくちゃいけない、自分の生きている意味や存在意義を。

私の影は、曲がっているんじゃないか。

私の影は、私を笑っているんじゃないか。

そんな気がしました。はっとさせられた言葉でした。

「書」や「美術」「芸術」というものはこのように、不滅なのです。

どんなに古くても、心を打ちます。

その作品を後世に残すという仕事も、表具師の一つの仕事です。

店主がよく言います。

ふすまでも。障子でも。表具でも。

「次に、数年後でも何十年後でも、きちんとやり直しができるような仕事を、表具師はしなくてはならないんだ」

たまにおられるのが、ご自分でセメダインやボンドなどで張り付けたふすまや障子。

それはそれで勿論ご本人さまが良ければよいのです。

自分で作り上げることにも意義はあります。ただ、その場合、やり直しをする際に金銭的にも多くかかりますし、あとが大変です。

きちんと表具師の手によって替えられたふすまなどには、その時代の新聞紙や、大福帳、時には裁判の記録などなどが下地として貼ってあったりするんですよ。

書の場合ですと、

墨をすって書く、というのは、書に向き合う最初の作業だと思いますが

良い墨を使った作品は、後世に残りやすいのです。墨汁や筆ペンなどはやはり色が落ちやすいのです。

表具師は、作品の良しあしを決める仕事ではなく、作品をよりよく保ち、よりよく見せるためのお手伝いをさせて頂くというお仕事です。

勿論、古物商でもないので、本物か偽物かという判断も致しません。

偽物か本物か、というのが大事な方も大勢おられるとは思いますが、

たとえ、偽物であっても、大事な想いをもって飾っていれば、

それは立派にその方にとっての、本物の作品だと思います。

駄作か名品かなどは、所有者の方が決められることだと思います。

当店におもちになる作品は、すべての先生がたや、アーティストさま、一般のお客様が、

ご自分の作品をよりよく見せるためにお持ちになるので、

当然ながら、すべてが渾身の作品ばかりです。

作品を仕上げること、創作をすることは

アーティストの方々が、ご自身の魂を込め、思いを込め。タイトルをつけ。

気の遠くなるような作業の果てに出来上がる作品からは、もはや気迫までもにじみ出るものです。

どんな作品でもいい。

一度、書いてみませんか?

佐賀には有名な先生がたが沢山おられますので

作品を見せて頂くのもいいし習いにいかれるのもおすすめですよ(^^♪





藤本表具店

創立120周年を迎えた歴史ある表具店です。 佐賀県鳥栖市桜町1238-8 tel0942-82-3316 e-mail kaotokabosu@yahoo.co.jp

0コメント

  • 1000 / 1000